【エロ小説】小宮地千々さんという鬼才について、ないし小宮地千々さんの最新作凄いから皆読んで

感想もレビューも書けなくてカッとなったのでブログで書きます。リンク先は18禁なので18歳未満の方は大人になってから読んでください。けど元々ブログタイトルがエロ小説なんだから18歳未満の人で見てる人なんていないよね。

妹は生まれつき催眠に弱く
https://novel18.syosetu.com/n6435hc/

この小宮地千々さんという方は、常に舞台設定や話の展開が斜め上を通り過ぎて真後ろから読者の体幹をぶち抜くような作品を書かれる方で、まずどんなエロを読んでも「その発想はなかった」という感想が真っ先に出てくる鬼才なのですが、著名な作品には「村を焼かれるエルフさんサイドにも問題がある」なんかがあると思います。これも物凄く面白いししっかりエロいんですが、

村を焼かれるエルフさんサイドにも問題がある
https://novel18.syosetu.com/n9457gl/

今回の「妹は生まれつき催眠に弱く」も「この発想はなかった」の塊です。
お話自体は、催眠おじさんたちが集うネット掲示板に、標題のタイトルでスレッドを立てたお兄さんの相談を主軸に展開するのですが、そこからの展開は「マジかよ」の一言。
まず「催眠おじさんたちが集うネット掲示板」という言葉がさらっと出てくる時点で既に人類の英知が及ぶところではないのですが、そこからも「外を出歩くとすぐに心得のある者に催眠レイプされてしまいます」とか、「光の催眠おじさん」とか「闇の催眠おじさん」とかパワーワード16連射。催眠おじさんたちの中で勝ち残った二人の催眠おじさんが、妹を催眠レイプによる望まぬ妊娠から守るためにとった手段は…!?という作品なんですがとにかくすごいから皆読んでください。話の発想自体が異界の産物であるだけでなく、そこにあるのは極めて優しい世界、最終的にはほのぼのグッドエンディングに落ち着きます。

ということでエロ書きとして軽く敗北感すら感じるんですが、小宮地千々先生の作品は基本的に感想もレビューも書けない設定になっているので、こうしてブログで書くことにした次第です。よろしくお願いします。